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グローバル企業で働く僕が翻訳アプリが進化しても英語が必要だと思う理由


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当記事では、翻訳アプリが進化してもビジネスの世界で英語でのコミュニケーションが必要となる理由を紹介していきます。グローバル企業で働く実体験をもとに感じることを紹介ますよ!

最近の翻訳アプリの進化は凄くて、読み書き共に素晴らしいアプリが次々と出てきています。

翻訳アプリを使えば通訳もしてくれるし、文章の和訳・英訳も簡単です。

これからは、アプリを使えばビジネスの分野でも英語のスキルが必要なくなるのでは?と考えて英語の勉強を辞めてしまう人もいるかもしれません。

でも、そんなことはないのです。

企業から英語を利用してのコミュニケーションスキルのニーズは依然として高いですし、今後もなくなることはないと考えています。

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これからはアプリがあればビジネスで困らないんじゃないのかなー?英語の勉強をするべきか迷ってしまうよ。

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そうだよね、最近の翻訳アプリの進化は素晴らしい。でも、ビジネスで英語が必要とされるのは、今も変わらないんだ。

 

私は、数年前に転職をして世界100か所以上に拠点を持つグローバル企業で働いています。

職場で感じる英語の必要性について紹介していきます。

 

日常英会話とビジネス英会話の違い

日常でのちょっとした日常英会話も会議や商談などでのビジネス英会話も、英語を使うという点では変わりません。

海外旅行に行った時や日本で外国人に道を尋ねられた時、翻訳アプリを利用することでコミュニケーションを取ることは可能だと思います。

しかし、ビジネスのコミュニケーションの内容には、日常会話とは異なる特徴があります。

【ビジネスでのコミュニケーションの特徴】

 ◆ 契約などにより一般に情報を公開できない内容を取り扱う

 ◆ 限られた時間の中で交渉し、成果が求められる

 ◆ 仕事は、人同士の信頼関係を築いた上に成り立っている

この特徴が、翻訳アプリが進化しても変わらず英語でのコミュニケーションを求められる理由と関係があります。 

順番にその理由を見ていきましょう。

翻訳アプリが進化しても英語が必要な3つの理由

翻訳ツールで訳すことが出来ない情報がある

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先ずは、「読む・書く」についてです。

インターネット上などに一般公開されている英語で書かれた資料の内容を知る為に、翻訳アプリを活用することは可能です。

Google翻訳を使えば、Wordなどの資料をアップロードすると、丸ごと翻訳してくれる便利な機能もあります。和訳・英訳の精度も、どんどん高くなっています。

こういった機能を使えば、英語が分からなくても困らないのでは?と思うかもしれません。

でも、ビジネスでは、こういった翻訳アプリが使えない場面がたくさんあります。

なぜなら、一般的に公開されていない非公開の情報を取り扱う事が多いからです。

翻訳アプリは、英語の情報をアプリに送信して翻訳されるので、アプリ側に翻訳前と後の情報が残ってしまいます。

つまり、非公開の情報を無条件にアプリ側に渡していることになるのです。

これは、顧客の情報や社内の技術情報など、情報を漏洩することになってしまいます。

翻訳アプリを利用するには、分からない単語や一部の文章だけで確認する必要がある為、アプリで丸ごと翻訳することが出来ないのです。

もちろん非公開で翻訳するサービスも展開されていますが、基本は文字数で課金する仕組みが多い為、現実的ではありません。

その為、英語で書かれた文章を理解する能力が求められることは、以前と全く変わっていないのです。

会議のテンポが悪くなる

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次に、「話す・聞く」についてです。

無限に時間があれば良いですが、会議など限られた時間の中で参加者の合意など目的を達成しなくてはいけません。

しかし、通訳アプリを介して会議を実施すると「話す」⇒「訳す」の繰り返しとなり、

打ち合わせのテンポがとても悪くなります。

同じ内容を日本語と英語、2回繰り返す必要がある為、時間が2倍になります。

また、英訳・和訳が終わるまで他の参加者が発言することも出来ず、待つ必要があります。

実際、アプリではなくても通訳者を入れて会議をすることがありますが、テンポが悪くなりますし、参加者が通訳を見ながら話をするので、討論をしている感じではなくなります。

テレビでも同時通訳をする記者会見があったりしますが、一方的に何かを説明する場合には、通訳アプリも有効です。しかし、議論をする場合には会話のテンポ、会議の効率性を考えると通訳アプリは不向きです。

限定された時間の中で、結果を求められるビジネスでは、通訳アプリだけで完結出来る時代は、まだまだ先だと感じています。

相手の発言の真意を理解する必要がある

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言語に関係なくコミュニケーションを取るということは、相手が言いたい事や感じていることを理解することです。これは、日本語でも英語でも同じです。

そして、文章そのものに加えて、言葉の強さや話すスピードに感情が乗ります。

人は無意識にそれを理解しますが、通訳アプリで発言者の感情まで考慮して訳をすることは難しいです。

嬉しい・怒っているなど、感情が伝わらなければ、訳しているとは言えないのです。

これは、日本語でもそうですよね。

「なぜそうしたの!」早く語気が強い口調 ⇒ 否定的な意味合いと感じる

「なぜそうしたの?」冷静にゆっくりした口調 ⇒ 単に行動の理由が知りたい

前後の流れであったり、強く発音する単語・速さでも相手の感情が乗ります。

英語を勉強していく過程で、英文を読んだり、英会話でトレーナーと話をしていく中で日本とは違う文化を知ることも重要です。

日常英会話の中であれば翻訳アプリを使って誤訳があっても多少は許されますが、ビジネスでは、上手くいかないこともあるのです。

また、どんな仕事でも、最終的には人と人とのつながりです。

重要なシーンになればなるほど、翻訳ツールではなく、自分のパーソナリティを表現する為に自分の言葉で話すこと、またダイレクトに相手を理解することの重要性が増すと思います。

結局、英語はこれから将来も必要ということ

海外旅行などでアプリを利用できるようにはなってきました。

しかし、繰り返しになりますが、ビジネスのコミュニケーションには特徴があります。

【ビジネスでのコミュニケーションの特徴】

 ◆ 契約などにより一般に情報を公開できない内容を取り扱う

 ◆ 限られた時間の中で交渉し、成果が求められる

 ◆ 仕事は、人同士の信頼関係を築いた上に成り立っている

ビジネスの場面では、間違いなく今も英語が必要です。
英語を勉強する意味がなくなることはありません。

技術の発展で英語が今後、不要になるのではないか?と考えている人は、そんな時代は、まだまだやってこないので安心して勉強してください。

むしろ、リモートでの打ち合わせが当たり前になってきている今、企業のグローバル化が加速すると思います。英語のニーズは高まっていく可能性が高いです。

スタートに遅いはないです。「勉強しよう」そう思った時が最適なタイミングです。

一緒に頑張っていきましょう。

コミュニケーションスキルを伸ばす方法として、オンライン英会話の活用があります。

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