TOEIC対策のためのオンライン英会話の利用は効果的ではない理由
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TOEICの勉強をする方法として、
「オンライン英会話を使って英語が話せるようになれば、効果的にTOEICの点数が上がるのではないか?」
と考えている人もいると思います。
結論から言うと、
TOEIC対策には、TOEIC対策専用の教材やアプリを使った方が効果的に点数を上げられます。
本記事では、なぜ、TOEIC対策にオンライン英会話を利用することが効果的ではないのかを解説していきたいと思います。
最近は、社内の公用語を英語とする企業が増えてきました。
公用語ではなくても、社内で昇進する為の条件にTOEICの点数を含んでいる企業もあります。
「私の会社は、そんなの関係ないよ」と思っていても、顧客に外国人がいることもあるかもしれません。
日常生活の中で観光に来た訪日観光客の方と接点を持つこともあるかもしれませんね。
以前に比べると、英語を利用することは身近になってきたのかなと思います。
私は学生時代に英語が苦手で、働き出してからも、ずっと英語を避けていましたが、上司からの命令でTOEICを受験することに…結果は350点でした。
今後の事を考えて、それから本気でTOEICと向き合いました。
まだまだですが、今は720点まで上げることができました。
今は外資系企業に転職し、普段から英語に触れる環境で働いています。
TOEICの勉強を始めた最初の頃は、オンライン英会話すれば点数が上がるのでは?と考えました。
英語を話せる人は、TOEICの勉強をしなくてもTOEICの点数取れるだろうと思ったからです。単純に、教材見るより楽しそうというのも1つの理由でした。
でも、実際に色々調べてみると、この考え方は間違っていることに気づきました。
私の体験も踏まえて、なぜオンライン英会話が効果的ではないのか解説します。
TOEIC対策のためのオンライン英会話の利用は効果的ではないのか
英語をどんなに効率的に勉強したとしても、ある程度の学習時間を必要とします。
どんなに集中しても、1週間で英語を話せるようになる人はいません。
現在のスコアと目標のスコアによっても変わりますが、点数を100点あげる為には200時間以上の学習が必要と言われています。
自分の学習の経験からも、その程度の学習時間は必要だったと感覚的に感じます。
200時間の学習をオンライン英会話でしようとすると、1日1時間のレッスンだったとしても200日かかってしまいます。
オンライン英会話とTOEIC対策の教材を併用すればいいんじゃない?
併用するのであれば、最初からTOEIC対策の教材だけに絞って学習した方が、時間もお金も効果的に使うことができるよ。
効果を効率よく出すのであれば、TOEIC対策の教材の方が早く結果が出せます。
TOEICの試験対策の教材を使った方が効果的
なぜ、TOEIC対策の教材を利用した方が良いかと言うと理由が2つあります。
TOEICの試験には、2つの特徴があります。
◆ TOEICに出てくる単語には傾向がある
◆ 出題される問題のシーンに傾向がある
TOEICに出てくる単語には傾向がある
TOEICで利用される単語は、ある程度決まっています。
該当する単語を集中的に覚えた方が効果的です。
TOEICに出てくる単語は、日常生活の中でも利用する頻度の高い単語なので、試験対策だけではありません。
出題される問題のシーンに傾向がある
Googleで「TOEICあるある」で検索すると、色々面白いものがでてきます。
TOEICの出題シーンの世界では、出てくるシーンが似ています。
車を運転すると交通渋滞にはまりますし、クライアント先へ行く時には、資料を忘れてしまいます。
会社の業績は絶対に悪化しないですし、倒産もない平和な世界です。
何度も試験を受けていると、問題の途中で展開が読めてしまう事もあります。
よく出てくるシーンを中心にTOEIC対策をした方が効果的です。
試験対策中心にTOEICを勉強したら、英語を話せないんじゃないの?
その通りなんだ。TOEICで高得点とっても英語を話せるようにはならないんだよ。
勘違いがする方が本当に多いのですが、TOEICの高得点と英語を話すことは別です。
私も720点を取ってからオンライン英会話を始めましたが、最初は720点取っても「こんなにも話せないものなのか」と愕然としました。
なぜ、TOEICの勉強をする必要があるのか?
ちょっと待って。
そもそも、なぜTOEICの勉強をしたいと思ったの?
TOEIC勉強しても英語が話せないのなら、「じゃあ、TOEICの勉強をしても無駄じゃん」と思ってしまうかもしれません。でも、ちょっと待ってください。
あなたは、なぜTOEICの勉強をしたいと思ったのですか?
◆ 就職に有利と聞いたから。
◆ 仕事で昇格に必要だから。
◆ 転職の時に有利と聞いたから。
ビジネスに関係するこんな理由をもって、TOEICに興味を持った方が多いと思います。
採用担当者や人事の担当者は、「英語のできる人材を選びたい」と思っています。
でも、いくら本人が「英語が得意です!」とアピールしても、どのぐらい英語が得意なのかは分からないですよね。
英語の得意さを図る為のモノサシが必要となります。
そのモノサシとして、英語の得意さを客観的に証明する方法が、TOEICの点数です。
TOEICの勉強は英語を話せるようになることではなく、客観的に英語を話すポテンシャルがあることを証明する為の勉強と言えます。
あなたに代わって「この人は英語を話すことができる可能性が高いですよ」ということをTOEICの点数が、証明してくれるのです。
TOEICで高得点を獲得することで、「就職したい会社に入社する」ことや「仕事で昇格する」ための資格を得ることができます。
でも、残念ながらTOEICの点数が良いだけでは、実践では役に立ちません。
例えば、高性能なエンジンを搭載した車を持っていても、運転技術がなければ早く走ることはできないですよね。
同じように英語も、基礎的な英語力(エンジン)を身に付けて、英語を操る技術(運転技術)も習得する必要があります
「基礎的な英語力を上げること」はTOEICの学習を通して、「英語を操る技術」はオンライン英会話を通して習得することができるよ。
TOEICの学習方法は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
⇒【実体験】TOEIC400点、英語が苦手でも始められる勉強法
英語を実践で使えるようになるために
TOEICは、自分の可能性を周りに示す為の試験だと割り切りましょう。
「就職したい会社に入社する」ことや「昇進する」資格を得る為の試験がTOEICです。
でも、それだけではありません。
TOEICを通して、英語を学習することで英語力は確実につきます。
TOEICである程度の点数が取れるようになってから、オンライン英会話を始めた方が良いの?
そんなことはないよ。
TOEIC対策とオンライン英会話を一緒に進めてOK!
オンライン英会話は、英語を操る技術ですから、TOEICの学習とは別物です。
当然、最初は知っている単語も少ないので、もどかしさを感じるかもしれませんが、TOEICの点数が上がるのと同時に、英語で表現できる内容が増えていきます。
急いでTOEICの点数を上げなくてはいけない理由があれば、TOEICから取り掛かった方が良いですが、急ぎの理由がなければ、両方一緒にやった方が良いです。
TOEICの学習は地味で孤独に感じることもありますが、オンライン英会話はレッスンを受けて英語の楽しさを味わうことができます。
楽しさをしることで、英語学習を継続することにもつながります。
私は、TOEICの点数を上げないとオンライン英会話をやっても失敗すると勘違いしていました。
今となっては、一緒にやっておけば良かったと思っています。
今は、オンライン英会話とTOEICの学習を一緒に続けています。
英語が話せると、仕事の幅も広がります。
少しつずつでも学習を進めていきましょう!
ビジネスにおすすめなオンライン英会話を集めてみましたので、こちらの記事を参考にしてください。
オンライン英会話の記事はこちらを参考にしてください。
TOEICに関する情報は、こちらの記事も参考にして下さい。